
がんばっていきまっしょい DVD-BOX |錦戸亮
がんばっていきまっしょい DVD-BOX出演:鈴木杏 /
ポニーキャニオン
発売日 2006-02-15
2005年7月〜9月、フジテレビ系で放映された青春ドラマ。原作は、第4回坊ちゃん文学賞に輝いた藪村良子の同名小説。四国の高校を舞台に、それぞれの思惑を胸に奮闘する女子ボート部員たちの日々を描いたもので、松山市の美しい風景と登場人物たちの闊達(かったつ)な伊予弁が、物語をいきいきと盛り上げている。自らのアイデンティティの確立をめざして頑張る悦子(鈴木杏)、悦子の幼なじみ“ブー”(
元映画版原理主義者より 2007-02-16
映画版ファンから集中砲火を浴びせられたTVドラマ版だが、私も失望して
途中で放り出した一人だ。ただ、映画では描かれなかった「イージーオール」
(原作の続編)がどのようにドラマ化されているか気にはなっていた。DVD化を
機会に改めて見直したら予想外に面白く、どんどん引き込まれて最終挺まで
一気に見てしまった。
設定を70年代から現代へ移した理由は松山市街のあまりの変貌ぶりらしい。
種目がナックルファオではなかったことにも違和感は残ったが、高校の正式
種目としては映画化時点(1997年)を遡る1988年以降廃止されていたとの
ことだから、映画が原作通りやれたこと自体が幸運だったのかも知れない。
他にも納得出来ない点はあったが、この年代設定を是とするならばやむを
得ないのではないかと思った。件のトラブルの影響もあり出色の出来映えと
までは言わないが制作サイドの真摯な姿勢は十分に反映されており、映画
作品に対するリスペクトが感じられたことにも好感を抱いた(実際、最終挺の
エンドロールに磯村監督と映画作品に対する謝辞が入っていた)。
結局、TVドラマ版は青春への郷愁と賛美という原作の持つ二面性のうち
後者を表現して見せたものではないかと思う。言うまでもないが、これら
両作品への評価は最終的に原作の大いなる魅力に帰結すべきものであると
考える。原作者の敷村良子氏は自身のサイトでドラマへの賛辞を述べた後
「先日、改めて映画を見直しました。じーんときました。映画もドラマも、私は
運がいいですね」と書いている。それは原作者として両制作サイドへの配慮から
出た言葉などではなく、本当に率直な気持ちだったに違いないと今私は気が
ついた。
以上を認めた上で、清水真実、田中麗奈、真野きりな、葵若菜、久積絵夢の
演じる「イージーオール」を見たかった、何が何でも見たかった、というのも
私の偽らざる本音である。見果てぬ夢であるが。
さらに詳しい情報はコチラ≫